「君のことは女性ということの前に人として尊敬できるよ」
「一人の女性と言うよりも一人の人間として好きだよ」
こんなことを言ってくる既婚男性。
まぁ言いたいことはなんとなーくわかります。
だけどいくら「人として」という言葉を付けていても既婚男性という立場で「好き」っていうのはどうなの?って感じですよね。
なんとなーく誤魔化してるような。
だけど彼も目に見えて踏み込んでこないし、やっぱり本気度はそんな高くないのかな…とか。
今回はこんな「人として好き」という微妙な言い回しをする既婚男性の気持ちをお伝えしていきます。
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既婚男性の「人として好き」は自ら線引きをするための言い回し
ぶっちゃけ言うと人として好きって発言する時点で本心では大分女性としても好きな気持ちになってます。
だけどそうした気持ちに蓋をするというか見ないようにするというか。
当然ですけど既婚男性って好きな気持ちがあってもそれは自分の心の奥の奥の奥にしまっておくものですからね。
だから既婚男性の「人として好き」という言葉って僕は半分自分に言い聞かせている面もある言葉だと思います。
「俺はこの女性を人として好きなのであって、決して女として好きな訳じゃない」って。
でも好きという言葉を使って会話をしてみたいという欲もある。
自分の心を悟られることなく、相手にも変に引かれることなく。
そんな揺れ動く気持ちの果てとして「人として好き」というあいまいな言葉が彼の口から出てくる、という訳ですね。
彼が求めているものは恋愛ではなく友情…なのか?
「人として好き」という言葉の延長線上に恋愛はあるのか?
僕の考えはこのまま何か大きなきっかけがないのであれば恋愛はない、です。
なぜなら「人として好き」という言葉は線引きをする言葉だからです。
先ほども触れたように自分自身に「あくまで友達だ」と言い聞かせている面もあるし、あなたにも「恋愛感情じゃなくて友情の好きだから。勘違いしないでね。」と念押しするような言葉ということ。
実際、「人として好き」と言われたら何となく彼の心の中に踏み込みづらくなりませんか?
その踏み込みづらさこそ彼が「人として好き」という言葉を使った狙いの一つです。
彼の中では家庭を大切にしつつ、あなたと親密な状態で長く接し続けるためのギリギリのポイント。
それが「人として好き」ということなのですね。
言うなれば「恋愛49%、友情51%」という感じですね。
「人として好き」と言う彼が本気になることはないのか?
そうしてギリギリの部分で踏みとどまっている彼。
しかし踏みとどまっているとはいえこのまま行けば踏みとどまり続けることもまた見えてる未来ではあります。
じゃあそんな彼が本気になることは絶対ないのか?
そんなことはないです。
先ほど「何か大きなきっかけがなければ」このまま恋愛に発展することはない、とお伝えしました。
それは裏を返せば何かきっかけがあれば恋愛方向に転じることはある、ということでもあります。
きっかけとは何か?
それは例えば彼が仕事で落ち込んでしまった時についついあなたに愚痴りたくなってちょっと話を聞いてもらうつもりが想像以上に優しさが染みて急激にあなたが欲しくなった時、とかね。
と、結構ドラマ性のあるきっかけだけじゃなくてフトした時に体が密着して妙に意識しちゃった、みたいな些細なパターンももちろんありますけれどね。
ぶっちゃけいつ何時きっかけがあるかわからないです。
ある日の出来事を境に彼の関わり方が大きく変わることは十分あり得ることだと僕は思いますよ。
まとめ:「人として好き」と既婚男性が言う気持ち
今回の記事をまとめるとこんな感じ。
- 「人として好き」と言う時は本心では大分女性としても好き。だけどその気持ちを秘めなければという思いもあるから曖昧にぼやかした表現になる。
- 微妙な言い方だが、今の延長線上に恋愛はない。
- 一方で何かきっかけがあれば恋愛に発展していくことも。
「人として好き」というのは曖昧な言葉。
それは彼としても確信犯的にわかっている部分です。
気持ち的には人として好きだけではなく女性としても好きという気持ちもある。
でもあえて自分から「人として好き」と言うことで自分自身への線引きと女性に対しての線引きを予めする予防線みたいな意味合いがあります。
そういう意味で現時点では彼の中で意識的に恋愛から遠ざけている状態です。
だけど何か起きたら状況が変わる余地はあります。
ふとした火種が持ち込まれれば大きく燃え上がる状態ですからね。
何が起きても慌てませんよう…。